2015年02月08日

Present For You

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監督・脚本:臺佳彦(だい よしひこ)
出演:オダギリジョー(梶原茂)、風吹ジュン(リリコ)、青木崇高 (サトル)、佐藤江梨子 (ミーちゃん)、藤木勇人(島ちゃん)、永島暎子(キャバ嬢なみこ)、夏八木勲(社長)、柄本明(宗岡総一郎)

新橋のあやしい健康食品会社でアルバイトをしていた梶原は、裏社会のボスに気に入られ、さらにあやしい会社「Present For You」の社長を任された。健康食品を売るというのは表向きで、実は日本に不要な人物の「掃除」をするのが仕事だった。届けられたゴミ袋の中身を綺麗に始末しなければならない。何度目かに届いたのは大物政治家の宗岡総一郎だった。

不思議な映画を観てしまいましたっ!俳優と、そっくりに作られた(デフォルメされた)クレイ人形が、一つのキャラクターを演じ分けています。クレイアニメの部分は1日かかって数秒分にしかならないのだそうで、この作品は出来上がるまでに5年の歳月を要しています。出演俳優が豪華な顔ぶれで、その中に2013年に亡くなられた夏八木勲さん(社長役)のお元気な姿もありました。
クレイのパペットたちがとても良くできていて、モデルのご本人にそっくり。その舞台と一緒に実物を見たいものです。HPに動画があり、実写パートと人形パートの撮影シーンが見られます。(白)


2014年/日本/カラー/95分
(c)2013 PLUSheads inc.
配給:ティ・ジョイ
http://www.plusheads.com/pfy
★2015年2月7日(土)より、新宿バルト9ほか全国3D公開
posted by shiraishi at 16:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

圧殺の海 沖縄・辺野古

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藤本幸久 影山あさ子共同監督作品
撮影:栗原良介、牧志治ほか
音楽:the yetis

2014年7/1、阿部首相が集団的自衛権を閣議決定した同じ日に辺野古の新基地建設が着工。反対する人々を力ずくでおさえこみながら工事を進める日本政府… 毎日、激しい攻防が続いているがマスコミでは ほとんど流れない。この闘いの現状を撮り作り上げたドキュメンタリー。

日本国内でも戦争はすでに始まっている、と思った。それとも、戦後の平和とか民主主義なんてみんな嘘で、こんなふうにずっと戦争は続いていたんだろうか。小川紳介監督の『圧殺の森』の時代に逆戻りしたわけではないが、カメラはいつも反対派の人たちの中にあり、同じ目線でなければ撮れない激しい映像が展開する。こんなにも平和を望んでいる人たちがこんなにも怒り、たたかわなければならないなんて、すごく切なくなった。辺野古の海には、絶滅危惧種のジュゴンが生息する。こんなことになって、ジュゴンにもたいへんもうしわけない… 機動隊の人たちも海上保安庁の人たちも上官の命令に従っているだけだと思うが、素直な感情にフタをして何か自分に言い訳をしなければこういう任務はむずかしいのではないだろうか。怒ることも出来ずニヤニヤ笑う彼らのほうが、むしろ心配になる。とにかくつらい映画だったが、これを観て自分がどう感じるか、いま直視しなければならないと思う。(千)

2015.518現在 まだ公開中です
まだ観ていない方は、ぜひ観に行ってください(暁)

*東京・ポレポレ東中野で3度目のアンコール上映
 5/1(土)〜5/22(金) 毎日16:20から
*名古屋シネマテーク 5月16日から1週間、アンコール上映
  5/16(土)〜5/18(月) 10:30
  5/19(火)〜5/22(金) 18:35
*フォーラム福島 6月20日〜26日公開。

【自主上映】
滋賀・大阪・愛知・東京・埼玉・三重・福島・北海道・大分・福岡・秋田・岡山…と続きます。
5/24(日) 滋賀県・湖南市中央まちづくりセンター
5/31 (日) 大阪・ HRCビル 5F
6/6(土)  あいち平和映画祭2015
6/13(土) 東京都・調布市文化会館たづくり 映像シアター
6/14(日) 埼玉県・プラザイースト 映像シアター
6/14(日) 埼玉県・新所沢東公民館
6/14(日) 三重県・四日市市総合会館 視聴覚室
6/18(木) 福島県・日本キリスト教団若松栄町教会
6/20(土) 愛知県・一宮市民会館 大会議室
6/20(土) さいたま市民ホールうらわ
6/23(火) 北海道・日本聖公会 札幌キリスト教会
6/23(土) 福岡市立中央市民センター
6/27(土) 大分県・別府ブルーバード会館 フレックスホール
6/27(土) 福島県・郡山市中央公民館多目的ホール
6/28(日) 北海道江別市・野幌公民館ホール
6/29(月) 秋田市文化会館小ホール
7/5(日) 岡山県立図書館 デジタル情報シアター
7/12(日) 札幌市教育文化会館 大ホール
8/2(日) 埼玉県・岩槻本丸公民館/平和のための岩槻戦争展
8/5(水) 島根県・大田あすてらすホール
8/27(木) 神奈川県・茅ケ崎市民文化会館/茅ケ崎平和映画祭

詳細スケジュール 
http://america-banzai.blogspot.jp/2014/11/blog-post.html

●藤本幸久、影山あさ子監督からのメッセージ
一人でも多くの方にご覧いただけますように
一人でも多くの方に、一緒に現在と未来を考えていただけますように。
どうか、みなさんのお力を貸してください。
marinesgohome@gmail.com
森の映画社・札幌編集室 http://america-banzai.blogspot.com/

2015年/森の映画社/109分
公式サイト
★2015年2月14日(土)よりポレポレ東中野ほか全国順次公開





posted by chie at 15:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

シニアの恋の映画 2題

『トレヴィの泉で二度目の恋を』(原題:Elsa & Fred)

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監督:マイケル・ラドフォード
脚本:アンナ・パヴィニャーノ
マイケル・ラドフォード
撮影:マイケル・マクドノー
音楽:ルイス・バカロフ
出演:シャーリー・マクレーン(エルサ)、クリストファー・プラマー(フレッド)、マーシャ・ゲイ・ハーデン(リディア)、ジャレッド・ギルマン(マイケル)、クリス・ノース(ジャック)

フレッドは長年連れ添った妻に先立たれ、娘に薦められて手ごろなアパートに引っ越してきた。家政婦にいやいや世話になり、何をする気力もないフレッドに隣の老婦人エルサが何かと声をかける。エルサは息子にも頼らず、気楽な一人住まいを楽しむ陽気な未亡人だった。妄想かと思えるお喋りに最初はへきえきするフレッドだったが、彼女の明るさに頑なだった心が次第に温められていく。

デビュー60周年になるというシャーリー・マクレーンがとにかく可愛らしい作品。この方は皺は増えたものの明るい笑顔は変わらず、どんな役もこなして(氷詰めの死体にだってなる!)いまだに最前線にいます。かたやクリストファー・プラマーも『人生はビギナーズ』(2010)で、第84回アカデミー賞助演男優賞を受賞。受賞時82歳で演技賞史上最高齢の記録を作りました。姿勢もぴしっとしてとても80代には見えません。そんな名優2人が人生の黄昏時にもう一度恋に落ちるカップルを演じます。エルサが夢見たトレヴィの泉でのシーンも素敵ですが、レストランでの茶目っ気たっぷりの2人がいいです。(白)

2014年/アメリカ/カラー/シネスコ/97分
配給:アルバトロス・フィルム
(C)2014 CUATRO PLUS FILMS, LLC
http://www.torevinoizumide.com/
★2015年1月31日(土)Bunkamuraル・シネマほか全国順次ロードショー


『フェイス・オブ・ラブ』(The Face of Love)

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監督:アリー・ポーシン
脚本:マシュー・マクダフィー、アリー・ポーシン
撮影:アントニオ・リエストラ
出演:アネット・ベニング(ニッキー)、エド・ハリス(トム/ギャレット)、ロビン・ウィリアムズ(ロジャー)、ジェス・ワイクスラー(サマー)、エイミー・ブレネマン(アン)

オシドリ夫婦だったニッキーとギャレット、結婚30周年を迎え、これからも幸せな日々が続くと思われたが、思いがけない事故でギャレットは亡くなってしまう。最愛の夫を亡くした悲しみから立ち直れないまま、5年がすぎたある日、ニッキーは夫と瓜二つの男性に出会う。思わず後をつけ、大学の美術教師トムだと知った。夫ではないとわかっても、近づきたい気持ちが抑えられず、絵画の個人指導を申し込む。

よく世の中に自分に似た人が3人いる、と言われますが、この映画は亡夫に似た人に出会ってしまった未亡人が、恋してしまうお話。好かれたほうが、その理由を知ったらどう思うでしょう。そのへんが細やかに描かれています。正直言って女性のほうが気持ちの切り替えが早くて、男性がいつまでも引きずっているような気がするけれど、まあ個人差がありますわね。
ギャレットは建築家として成功した男性なので、住まいも服装もとてもお洒落。ナイーブな画家のトムと二役を担ったエド・ハリスの演じ分けも見所です。
すぐ向かいに住む妻に先立たれ、ニッキーをひそかに思っている心優しい隣人ロジャーをロビン・ウィリアムズ。昨年亡くなってしまい、もう映像の中でしか観ることができず、それも今後増えることがないのが残念です。(白)


2013/アメリカ/カラー/92分
配給:ブロードメディア・スタジオ
(C)2014 LOOK OF LOVE,LLC
http://faceoflove.jp/

★2015年2月7日(土)有楽町スバル座ほか全国順次公開
posted by shiraishi at 14:56| Comment(0) | TrackBack(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

スキマスキ

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監督・脚本:吉田浩太
原作:宇仁田ゆみ「スキマスキ」
出演:町田啓太(ヘイサク)、佐々木心音(文緒)、中村映里子(華)、八木将康(マサジ)、久住翠希(キンタ)

大学生のヘイサクは、大きな声では言えないが「スキマ」が大好きだ。とにかくスキマがあると覗かずにいられない。向かいのアパートに気になる女の子が住んでいる。彼女の部屋はヘイサクの部屋からよく見える場所にある。そこのカーテンがいつもちょっとだけ開いていて、そのスキマから彼女の生活がやっぱりちょっとだけ見えるのだ。あー、気になる!見ちゃいけない、いや見たい!悶々としていたある日、その彼女、文緒ちゃんと急接近するという奇跡が起きた。

「劇団EXILE」の町田啓太くん初主演作。ヘイサクはバカというかアホというか…な男の子なんですが、そこには「愛すべき」がつきます。「バカだね、ほんとに」と言いながらかまいたくなるような。いやもうなんだかほんとに可愛いので、ヘイサク/町田啓太くんには「息子(孫)にしたいで賞」を贈ります。スキマから隙だらけの女の子・文緒を見せてくれた佐々木心音さんは『フィギュアなあなた』で“全部見せ”でしたが、“ちょい見せ”の今回がやはり可愛いエロさ加減です。考えるべきところはちゃんと考えている文緒を好演していました。
まだデジカメやスマホが普及していないころの原作なので、ノートパソコンは出てきますが、携帯電話とフィルムのカメラです。みんな今風にしてしまうと、ストーリーからなくなるものが出てくるので監督は工夫されたんじゃないでしょうか。フェチとエロをすっきり描く吉田監督印のラブコメです。(白)


2015/日本/カラー/82分
配給:AMGエンタテインメント
(C) 2015 宇仁田ゆみ・小学館/「スキマスキ」製作委員会
http://sukima-suki.com/
★2015年2月7日(土) シネマート六本木・シネマート心斎橋にて公開
posted by shiraishi at 13:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

はじまりのうた(原題: Begin Again)

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監督・脚本:ジョン・カーニー
撮影:ヤーロン・オーバック
音楽:グレッグ・アレクサンダー
出演:キーラ・ナイトレイ(グレタ)、マーク・ラファロ(ダン)、ヘイリー・スタインフェルド(バイオレット)、アダム・レヴィーン(デイヴ)、ジェームズ・コーデン(スティーヴ)

かつては華々しい業績を誇っていた音楽プロデューサーのダン。いまや時流に遅れ、長年のパートナーだった社長からクビを宣告される。自分が興した会社なのに、だ。バーで酔いつぶれていた耳に入ってきたのは、イギリスのシンガーソングライター、グレタの歌だった。彼女はすっかり人気者になった歌手の恋人と別れたばかり。ダンにアルバムを作ろうと誘われて、ようやく気持ちが上向いてくる。資金がない二人は、友人知人の協力を頼んでニューヨークの街中でゲリラレコーディングをすることにした。

前作『ONCEダブリンの街角で』が好評を博したジョン・カーニー監督の最新作。今回もミュージシャンが主人公ですが、ヒロインはキーラ・ナイトレイ。彼女の歌うのを初めて観ました。歌い上げるタイプでなく、メロディにのせて話しかけるような素直な歌でした。
ニューヨークの街をあちこち移動して演奏、レコーディングをするシーンが出色です。『トゥルー・グリット』(2010年)で注目されたヘイリー・スタインフェルドがダンの娘役で出演。キーラのライブでギター演奏を見せます。(白)


2014年/アメリカ/カラー/104分
配給:ポニーキャニオン
(C)2013 KILLIFISH PRODUCTIONS, INC. ALL RIGHTS RESERVED
http://hajimarinouta.com/
★2015年2月7日(土)より、シネクイント、新宿ピカデリーほか全国公開
posted by shiraishi at 11:59| Comment(0) | TrackBack(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする