2014年10月05日

まほろ駅前狂騒曲

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監督:大森立嗣
脚本:大森立嗣、黒住光
原作:三浦しをん「まほろ駅前狂騒曲」(文藝春秋刊)
撮影:大塚亮
音楽:岸田繁
出演:瑛太(多田啓介)、松田龍平(行天春彦)、高良健吾(星良一)、真木よう子(柏木亜沙子)、本上まなみ(三峯凪子)、麿赤兒(岡)、永瀬正敏(小林)、奈良岡朋子(曾根田菊子)、松尾スズキ(シンちゃん)

まほろ駅前の多田便利店に行天(ぎょうてん)が居候を始めてから3年。頼まれたことを何でも誠実にこなす多田の性格のおかげか、便利屋仕事は継続中。
行天に明かせないまま、請け負った依頼人が現れた。行天との戸籍上の元妻三峯凪子、生物学上の娘はるの二人。凪子が留学中はるを預かることになり、逃げ出した行天も結局は協力する。慣れない子育てに悪戦苦闘の二人は、星の依頼であやしげな団体の見張りをし、挙句はバスジャックにも巻き込まれてしまう。

多田と行天の良きバディーっぷりが楽しく、原作はもとより、2011年の『まほろ駅前多田便利店』、テレビ番組も楽しみに観てきました。映画版第2弾の本作は、はるを相手の二人がほほえましく、心がじんわり温まります。脚色を加えて原作よりもエンタメ度が濃くなっていて、ガンコな岡さんも仲間を加えて暴走、謎の男小林が登場して垣間見せる行天の過去などなど、楽しませてくれます。
一箇所だけかぎっ子由良くんにその役割をさせるのはやめてください〜!と思ったシーンがありました。
不器用な多田の恋のゆくえも気になるし、3年も間を置かずに、続きをみせてください。>三浦しをん様、大森監督様。(白)

新宿ピカデリーのロビーに、便利店の事務所が再現されていましたのでパチリ。


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2014年/日本/カラー/124分/
配給:東京テアトル、リトルモア
(C)2014「まほろ駅前狂騒曲」製作委員会
http://www.mahoro-movie.jp/

★2014年10月18日(土)新宿ピカデリー他 全国ロードショー
posted by shiraishi at 16:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ファイアー・レスキュー(原題:救火英雄 英題:As the Light Goes out)

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監督:デレク・クォック
脚本:デレク・クォック、ジル・レオン、フィリップ・ユン
撮影:ジェイソン・クワン
音楽:テディ・ロビン、トミー・ワイ
出演:ニコラス・ツェー(ホー・ウィンサム大隊長)、ショーン・ユー(ヤウ・ボンチウ隊長)、サイモン・ヤム(リー・プイトウ監督)、フー・ジュン(ホイ・ヨン隊員)、バイ・ビン(ヤン・リン/発電所パイプライン技師)、アンディ・オン(イップ・チーファイ署長)、ウィリアム・チャン(チョン・マンキン隊員)、リウ・カイチー(タム・チーコン消防本部長)、アンドリュー・ラウ(消防庁長官)、ジャッキー・チェン(CMのスター)

消防隊員のホー、ヤウ、イップの3人は火事現場で命令に従わなかったため負傷し、諮問委員会にかけられる。ヤウ1人が責任を負う形になり昇進が遅れてしまった。1年後イップ署長の下で働いていたホーは栄転が決まり、最後の1日を努めるはずだった。醸造酢を作る工場で火災が起き、鎮火させて撤退する寸前、ホーは近くにある発電所に繋がる天然ガスパイプに気づく。地熱が下がっていないため2次災害を警戒するよう進言するが、上官の視察予定で頭が一杯のイップは取り合わない。悪い予感が的中し、夜になってガスパイプの火災が発生する。瞬くまに発電所も火に包まれ、香港の街では大停電が起きてしまった。

ガスや水、電気が供給されて当たり前の日常に慣れてしまうと、ないときにどうなるのか想像力が追いつきません。災害を伴ってやってくるとなおさらのこと。災害が起こったときに対処してくれるプロの人の存在にやっと気づくのもそんなときです。
この作品には、仕事の上でありがちな上下の問題も挿入されますが、メインはまさに命がけで火の中に飛び込む人々の活躍。演じる香港の人気スターたちが、みないい顔をしていて頼もしい限りです。
大きな制作費をかけたこの作品に采配を振るったのが、『燃えよ!じじぃドラゴン 龍虎激闘』でも注目されたデレク・クォック監督というのもまた嬉しいです。07年の『野・良犬』でアジア海洋映画祭に参加したときに、インタビューさせていただいたのでした。丁寧に答えてくださったのを思い出します。(白)


2013年/中国・香港合作/カラー/116分/スコープサイズ
配給:フリーマン・オフィス
(c)2013 Emperor Film Production Company Limited Media Asia Film International Limited All Rights Reserved
http://www.fire-r.jp/
★2014年10月11日(土)りシネマート六本木、シネマート新宿ほか全国順次ロードショー
posted by shiraishi at 14:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 香港 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

近キョリ恋愛

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監督:熊澤尚人
脚本:まなべゆきこ
原作みきもと凜「近キョリ恋愛」(講談社 別冊フレンド刊)
撮影:柳田裕男
音楽:安川午朗
主題歌:サカナクション「蓮の花」
出演:山下智久(櫻井ハルカ)、小松菜奈(枢木ゆに)、水川あさみ(滝沢美麗)、小瀧望(的場竜)、山本美月(名波菊子)、新井浩文(明智数馬)

超クールな女子高生・枢木(くるるぎ)ゆには、いつも成績はトップなのに英語だけが苦手。新しく赴任してきたイケメン英語教師・櫻井ハルカから特別補習を言い渡され、しぶしぶ補習に向かう毎日。人気抜群で自信家、しかも毒舌なハルカが苦手なゆにだったが、いつしか会えないのが寂しくなっている自分に気づくのだった。親友・ナミに「それは“恋”だ」と教えられたゆには、恋愛指南書を読んでついにハルカに告白する。教師という立場をわきまえていたハルカも、ゆにのひたむきさに思わずキスしてしまう。ゆにの担任でハルカの元カノの滝沢美麗がその現場を見てしまった。

ツンデレなイケメン英語教師に恋しちゃった恋愛オクテの女子高生。大人気の原作コミックは累計200万部とか。おばちゃんにはいろいろとこっぱずかしいような展開ですが、同年代のみなさまには、原作のイメージを壊さないキャスティングに胸キュン必至。
ゆに役の小松菜奈は中島哲也監督の『渇き。』で、衝撃の長編映画デビューを果たした新星。とらえどころのなかった裏の顔が不気味だった前作と違い、今回は優等生でうぶな女子高生です。「大丈夫」が口癖、実は肩肘はっていたゆにが、ハルカに会って本来の屈託ない女の子に変わっていく様子が可愛らしいです。新井浩文さんが、ゆにの従兄で保護者代わりという「真っ当でいい人」のまま(?)なのがちょっと物足りなくて…新井さんすみません。(白)


2014/日本/カラー/118分/サイズ
配給:東宝映像事業部
(C)「近キョリ恋愛」製作委員会 (C)みきもと凛/講談社
http://kinkyori-movie.jp/

★2014年10月11日(土)全国ロードショー
posted by shiraishi at 13:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

誰よりも狙われた男   (原題, A MOST WANTED MAN)

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監督:アントン・コービン
出演:フィリップ・シーモア・ホフマン、レイチェル・マクアダムス、ウィレム・デフォー、ロビン・ライト、ニーナ・ホス、ダニエル・ブリュール

2001年9月11日のテロ攻撃から10年以上が経ったドイツ・ハンブルグ。テロリストが潜む町として、今も厳戒態勢が敷かれている。ドイツ諜報部にも秘密のテロ対策チームのリーダーを務めるバッハマン(フィリップ・シーモア・ホフマン)。ある日、港から密入国してきたイッサ・カルポフというチェチェン出身で、イスラム過激派として国際指名手配されている若者を逮捕せずに、あえて泳がせる。イッサを利用して、大物テロリストを捕まえようという狙いだった。
トルコ人親子宅に潜んだイッサは、人権団体の若手弁護士の女性アナベル・リヒターに銀行家のトミー・ブルーに連絡をとりたいと依頼する。まさに、バッハマンの狙い通りの動きだった。イッサの父は旧ソ連の軍人でトミー・ブルーの経営する銀行に莫大な遺産を預けていた。バッハマンはかねてから穏健派イスラム学者のアブドゥラ博士が、ひそかにイスラムテロ組織に武器購入資金を提供していると疑惑を持っていて、イッサが遺産をアブドゥラ博士に託すのではないかと狙っていたのだった・・・

原作はスパイ小説の巨匠ジョン・ル・カレが2008年に発表した同名の小説。(2013年12月、早川書房より刊行) フィクションとはいえ、テロリストが行脚する今の世界を思うと、実際にあり得そうなテロ対策の動きにも思えます。
9.11以降、一変したテロリスト対策の中で、欧米各国でイスラム諸国から移民した人たちが、風貌だけで疑われ、職務質問されてきたことも頭をよぎりました。(咲)


配給: プレシディオ
2014年/アメリカ・イギリス・ドイツ/英語/カラー/シネマスコープ/5.1chデジタル/122分
公式サイト:http://www.nerawareta-otoko.jp
★2014年10月17日(金)TOHOシネマズ シャンテ他にて全国ロード ショー
posted by sakiko at 10:28| Comment(0) | TrackBack(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ザ・テノール 真実の物語  (原題: The Tenor Lirico Spinto)

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監督: キム・サンマン(『ミッドナイトFM』)
出演: ユ・ジテ、伊勢谷友介、チャ・イェリョン、北乃 きい、ナターシャ・タプスコビッチ、ティツィアーナ・ドゥカーティ

声を失った韓国のテノール歌手ベー・チェチョルと、日本人音楽プロデューサー沢田幸司の友情の物語。

ベー・チェチョル(ユ・ジテ)は、繊細で力強い類希な歌声〈リリコ・スピント〉を持ち、「100年に一人の声を持つテノール」とイギリス・タイムズ紙で報じられる程、オペラの本場ヨーロッパで観客を魅了していた。そんな彼が甲状腺癌に冒され、手術で声を失ってしまう。かつて彼の日本公演を成功させた日本人音楽プロデューサー沢田幸司(伊勢谷友介)は、なんとか彼の声を取り戻したいと奔走する・・・

本作は、実話に基づく物語。
ベー・チェチョルは1969年韓国生まれ。イタリアのヴェルディ音楽院を主席で卒業後、1998年、ハンガリー国立歌劇場でデビュー。日本では、2003年9月オーチャードホール「イル・トロヴァトーレ」で初公演。2005年、甲状腺癌に倒れ、その摘出手術の際、声帯と横隔膜の両神経を切断。歌声に加え、右側の肺の機能を失う。しかし、多くのファンの支援のもと2006年、京都大学名誉教授・一色信彦医師による甲状軟骨形成手術を受ける。厳しいリハビリの日々を経て、2008年より教会などでの演奏を再開。奇跡とも言える復帰を遂げた。
伊勢谷友介演じる音楽プロデューサー沢田幸司のモデルとなった輪嶋東太郎氏の協力も得て映画化。

映画で流れるのはベー・チェチョルの本物の歌声。ユ・ジテは口の動きを合わせるため、映画で歌われる7曲のイタリア語の歌詞をすべてマスター。まさに、ユ・ジテの歌声と思う程。伊勢谷友介も、英語を駆使して、音楽プロデューサー役を素敵に演じています。が、本作で私が一番注目したのは、妻のユニを演じたチャ・イェリョン。控えめながら、夫の声をなんとか取り戻したいと支える姿が絶品でした。(咲)

配給:『ザ・テノール 真実の物語』プロジェクト.
2014年/日本、韓国/121分/1.85:1/5.1CH Dolby Surround
公式サイト:http://the-tenor.com/
★2014年10月 11日(土)新宿ピカデリー、東劇ほか 全国ロードショー
posted by sakiko at 09:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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