2014年09月26日

不機嫌なママにメルシィ!(原題:Les garçons et Guillaume, à table!、英題: Me, Myself and Mum)

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監督・脚本・主演:ギヨーム・ガリエンヌ 
出演:アンドレ・マルコン、フランソワーズ・ファビアン、ダイアン・クルーガー、レダ・カテブ他 

女の子が欲しかったママのもと3人兄弟の末っ子として生まれたギヨーム・ガリエンヌ。ママはいつも不機嫌だけど、子供たちを呼ぶ時は「男の子たちとギョーム!」と彼を特別扱い。美容院にも一緒に行って、女の子のように育てられたギヨームは、優雅なママのようになりたくて、完璧にママを真似てきた。そんなギヨームを、パパは男らしく育てたいと、無理矢理男子校の寄宿舎に送り込む。オカマといじめられたギヨームは、英国の学校に転校。そこで親切な男子学生ジェレミーに恋をする。ジェレミーが女の子とキスしているのを目撃して泣きじゃくるギヨーム。ママから「幸せは人それぞれ。そっちの人も幸せになれるわ」と慰められて、ママからもゲイだと思われていたことを知ってショックを受ける。自分は女の子だと思っていたのに・・・

実業家の父とロシア系グルジア人で貴族の血を引く母のもと、4人兄弟の三男として裕福な家庭に生まれ育ったギヨーム・ガリエンヌの自伝的物語。
国立劇団コメディ・フランセーズの一員として数々の舞台に立ってきたギヨームが、自作自演の一人芝居を映画用に翻案。舞台同様、ママとボクを一人で演じている。ボクは、見た目は男なのに、どこか女性的。貫禄あるママはどこか男っぽい。もう、笑わずにいられない場面ばかり。
さて、この人、最近何かで観たと思ったら、『イヴ・サンローラン』(2014年9月6日公開)で公私ともにイヴ・サンローランのパートナーだったピエール・ベルジェを演じていました。
冒頭、ステージ裏の楽屋で待つギヨームの背景に、バレエ・ダンサーの写真の隣に能楽師のポスターもある。どんな影響を受けたのでしょうか・・・
ギヨーム自身の自分探しの旅の物語は、まわりがどう思おうと、自分らしく生きていく勇気を与えてくれます。(咲)


第66回カンヌ国際映画祭 監督週間 アートシネマ賞/SACD賞受賞
第19回リュミエール賞 男優賞/第1回作品賞受賞
第39回セザール賞 作品賞/主演男優賞/脚色賞/編集賞/第1回作品賞受賞

2013年/フランス、ベルギー/87分/仏語、英語
配給:セテラ・インターナショナル
協力:アンスティチュ・フランセ日本、ユニフランス・フィルムズ
公式サイト:http://www.cetera.co.jp/merci
★2014年9月27日(土)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開
posted by sakiko at 09:31| Comment(0) | TrackBack(0) | フランス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする