2014年09月20日

アバウト・タイム 愛おしい時間について(原題:About Time)

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監督:リチャード・カーティス
出演:ドーナル・グリーソン(ティム)、レイチェル・マクアダムス(メアリー)、ビル・ナイ(ティムの父親)、トム・ホランダー(ハリー)、マーゴット・ロビー(シャーロット)

イギリス南西部のコーンウォールに住む青年ティム。仲の良い両親と妹の家族に恵まれていたが、気弱で自信
がないためいまいちな毎日を送っていた。ところが21歳の誕生日、父から重大な秘密を明かされる。ティムの一族の男性にはタイムトラベルの能力があるというのだ。ただし未来には行けず、自分の過去に戻れるだけ。お金儲けに使おうとすると悪いほうに転がるらしい。方法はとても簡単。さっそく「やり直し」を試してみる。
ロンドンで働くようになったティムは、明るくてチャーミングなメアリーに出会って恋に落ちてしまう。彼女に好かれようとタイムトラベルをさっそく活用するのだった。

「失敗した!」「やっちゃった〜!」と後悔することは多々あります。その時間に戻ってやり直せたらどんなに良いでしょう。このタイムトラベルはそれを可能にするもので、なんだかズルイ。それも男性にだけ受け継がれているという…。スマートな父親もそうやってそこそこ成功しているんですよね。私だってやってみたい。
初めの小さな変化が後々大きな現象へと発展してしまう「バタフライ効果」というのがあります。しょっちゅうそんなやり直しをしていたら、いろいろとマズイんじゃない?と思いますが、その辺はスルーして、ティムの奮闘ぶりを鑑賞しましょう。なかなか楽しい展開です。
ティム役のドーナル・グリーソンは、ハリー・ポッターの親友ロン・ウィーズリーのお兄さんビルで登場していました。レイチェル・マクアダムスは昨年『パッション』でミステリアスな悪女に扮していましたが、この作品では笑顔全開でかなり可愛いです。(白)


2013年/イギリス/124分/シネスコ
配給:シンカ、パルコ
(C)Universal Pictures
http://abouttime-movie.jp/

★2014年9月27日(土)より全国ロードショー
posted by shiraishi at 19:23| Comment(0) | TrackBack(0) | イギリス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ピーター・ブルックの世界一受けたいお稽古(原題:Peter Brook: The Tightrope)

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監督:サイモン・ブルック
音楽:土取利行、フランク・クラフチク
出演:ピーター・ブルック、笈田ヨシ、シャンタラ・シバリンガッパ、マルチェロ・マーニ、ヘイリー・カーミッシェル、、ジョシュ・ホーバン

世界的な演出家ピーター・ブルックのワークショップの風景を、息子さんのサイモン・ブルックが2週間にわたって密着して記録しました。5台の隠しカメラが演出家と音楽家、俳優達の邪魔をすることなく、彼らの表情と動きを捉えています。広い稽古場に敷かれた絨毯、その上に「1本のロープがある」として、つぎつぎと俳優たちが綱渡りをしていきます。微笑みながら見ているピーター・ブルックが、ときおり短い言葉を挟みます。実際の公演も簡素な装置のみで、俳優の創造力と表現力を最大限発揮させた舞台が繰り広げられるようです。ヨシ、トシと呼ばれる日本人がお二人。俳優の笈田ヨシさん、音楽家の土取利行さん。ともに30年以上ピーター・ブルックとのコラボを続けています。
ピーター・ブルックは1925年生まれ。上品なおじい様という感じです。笈田ヨシさんは1933年生まれで80代というのにあの若々しさはなんなんでしょう。
演劇を志す人ばかりでなく、何かを創りだしたい人の心に響くことがたくさんあります。(白)


2012年/フランス、イタリア合作/カラー/86分/
配給:ピクチャーズデプト
(C)Brook Productions/Daniel Bardou
http://peterbrook.jp/

★2014年9月20日(土)より 渋谷 シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開
posted by shiraishi at 18:17| Comment(0) | TrackBack(0) | フランス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

バツイチは恋のはじまり(原題:Un plan parfait)

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監督:パスカル・ショメイユ
ダイアン・クルーガー(イザベル)、ダニー・ブーン(ジャン=イヴ)、アリス・ポル(コリンヌ)、ロベール・プラニョル(ピエール)

歯科医師のイザベルは仕事も順調、10年来の恋人のピエールとの結婚も秒読み。しかしイザベルの家には「最初の結婚は失敗する」というジンクスがあった。ひとまずほかの男と結婚してすぐ離婚、バツイチになって本命のピエールと幸せな結婚生活を!と画策する。
全く女ッ気のなさそうなジャン=イヴと知り合ったイザベルは、なんとかして彼と結婚しようとついて回る。旅行雑誌の編集者のジャン=イヴは世界半周旅行をしているところだった。砂漠で道に迷い、ライオンに襲われ…行く先々でとんでもない目にあう2人。

理想そのままの恋人ピエールとは大違い、なにかと揉め事を引き寄せるジャン=イヴにイザベルは辟易しますが、自分を疑わずに求婚した彼の良さに気づき、だんだんとほだされていきます。ダメ男にしっかり女のパターンで(初めはそう見えるが実は…)、コメディの種が育っては花開き、すぐそばにはロマンスの花もという具合。
ドイツ出身のダイアン・クルーガーは『マリー・アントワネットに別れをつげて』(2012)ほかの美人女優。コメディで観たのは初めてです。フランスで一番人気のコメディ俳優ダニエル・ブーン相手に振り回されながらも楽しそう。“フランス映画祭2014”で観客賞を受賞しました。(白)


2012年/フランス/カラー/104分/
配給:ファントム・フィルム
http://batsu-koi.com/
(C)2012 SPLENDIDO QUAD CINEMA / TF1 FILMS PRODUCTION / SCOPE PICTURES / LES
PRODUCTIONS DU CH'TIMI / CHAOCRP DISTRIBUTION / YEARDAWN


★2014年9月20日(土)ヒューマントラストシネマ有楽町ほか公開
posted by shiraishi at 17:26| Comment(0) | TrackBack(0) | フランス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

がじまる食堂の恋

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監督:大谷健太郎
脚本:永田優子
撮影:池田直矢
出演:波瑠(平良みずほ)、小柳友(城島隼人)、竹富聖花(菅田莉子)、桜田通(島袋翔太)

みずほは名護で食堂を切り盛りしている若いオーナー。亡くなったおばあのレシピを受け継いで地元の常連客においしい食事を提供している。ある日「財布を無くした」という旅行者の隼人が転がり込み、しぶしぶ食堂で寝泊りさせる羽目になった。折りもおり、元彼の翔太が名護に戻ってきた。気まずい別れをしていたみずほは、隼人の提案で恋人同士を装うことにした。隼人は食堂を手伝いながら絵を描くといい、「モデル募集」の貼紙をする。応募してきたのは都会的な美女の莉子。翔太は莉子とすっかり意気投合して、みずほは複雑な気分だ。

名護の小さな食堂を舞台にした四角関係。実は誰もが小さな秘密を抱えている、というスーリー。みずほが寛いでいる「がじまるの木」はパワースポットとして人気だそうです。冒頭で木に語りかけるシーンがありますが、セリフとして口に出すのでなく、モノローグでかぶせてほしかったなぁ。
がじまる食堂のメニューには地元の栄養士さん、スイーツの開発にはパティシエさんが参加。さくら祭りのシーンには、たくさんの名護市民が協力して名護の空気をそのまま伝える映画となりました。
長身の小柳友は、ブラザートムの実子の26歳。調理場も背広姿も似合っていましたが、時代物も良さそうな風貌です。(白)


2014年/日本/カラー/98分/
配給:BS-TBS
(c)2014名護まち活性計画有限責任事業組合
http://gajimaru-shokudo.com/
★2014年9月13日(土)沖縄・名護先行公開、9月20日(土)全国ロードショー
posted by shiraishi at 16:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする