2014年08月17日

思春期ごっこ

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監督:倉本雷大
出演:未来穂香(蓮見鷹音)、青山美郷(辻沢三佳)、川村ゆきえ(花岡奈美江)、逢沢りな(安藤琴)、伊藤梨沙子(三浦園子)

中学3年の鷹音は美術学校志望。親友の三佳とはいつも一緒で、放課後の美術室で読書する三佳をモデルに絵を描くのが日課。進学すると離れ離れになってしまう三佳への思いがつのっていく。鷹音の気持ちに気づかない三佳が何度も読み返しているのは、この学校に在籍中に発表したという花岡奈美江の本「思春期ごっこ」。今は図書館の司書の奈美江と三佳が偶然知り合い、憧れの人を前に三佳はすっかり舞い上がってしまう。奈美江に夢中の三佳が自分から遠ざかっていくようで鷹音は不満をかくせない。

思春期の少女たちの友情と恋、将来への不安や憧れを切り取った作品。制服姿の可愛い女の子たちがいっぱいです。バンビちゃんのような瞳が印象的な未来穂香(みきほのか)、大人びた青山美郷の2人が好演。ずっと友達でいられればよかったけど純粋な分壊れやすいんだよね、と思春期がはるか大昔のおばちゃんはいたましく思います。
倉本雷大監督はこれが初長編作品の25歳。倉本監督と出演の少女たちが大きく成長していくのを見ていきたいものです。この作品の写真を担当した青山裕企さんの写真集も発売されています。(白)


2014年/日本/カラー/90分
配給:アルゴ・ピクチャーズ
(C)2014「思春期ごっこ」製作委員会
http://www.sishunki-g.com/

★2014年8月23日(土)より、新宿武蔵野館にてレイトショー
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魂のリアリズム 画家 野田弘志

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監督:日向寺太郎
出演:野田弘志

日本のリアリズム絵画の第一人者野田弘志。イラストレーターから30代で美術界にデビュー。以来、70代に入った今も緻密な写実画を追求し続けている。北海道伊達のアトリエに訪ね、最新作「聖なるもの THE IV 鳥の巣」を制作する過程に密着。渾身で作品と向き合う姿を美しい季節の移り変わりとともに追った。監督は『爆心 長崎の空』(2013)の日向寺太郎。

こういう絵画がどうやって製作されているのか、とても興味がありました。画面を通して、間近でじっくりと見せてもらえた貴重な体験でした。なんと丁寧で心のこもったお仕事でしょう。なにごとにつけ雑な私は「はは〜っ」とひれ伏したくなる思いでした。絵を描かれる方、静謐な空気に触れたい方はぜひ。(白)

2014年/日本/カラー/71分/ドキュメンタリー
配給:パル企画
(C)2014 パル企画
http://www.tama-riz.com/

★2014年8月23日(土)〜テアトル新宿モーニングショーほか全国順次ロードショー
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「台湾巨匠傑作選」と新作『セデック・バレの真実』

台湾巨匠傑作選〜ホウ・シャオシェン‖エドワード・ヤン‖アン・リー‖ウェイ・ダーションの世界〜
期間:8月23日〜9月15日
会場:新宿 K’s cinemaほか全国順次公開
http://www.u-picc.com/taiwan-kyosho/

侯孝賢(ホウ・シャオシェン)、楊徳昌(エドワード・ヤン)、李安(アン・リー)、魏徳聖(ウェイ・ダーション)の4人の監督の代表作を一挙上映するほか、新作ドキュメンタリー映画『セデック・バレの真実』(原題:餘生)も同時公開されます。

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(C)ARS Film Production

『セデック・バレの真実』(原題:餘生)
監督:タン・シャンジュー
製作:ウェイ・ダーション,ホアン・ジーミン
撮影:ヤオ・ホンイー
美術:チウ・ロウルー

―『セデック・バレ』2部作(2011)で描かれた「霧社事件」の真実を探る―
1930年10月27日、日本統治下の台湾で、先住民セデック族による大規模な抗日暴動事件が起こり、140人の日本人が殺害された。その後の日本軍の猛攻により、1000人の先住民が死亡、生存者550人が投降した。
この事件の加害者、被害者それぞれの遺族や歴史学者へのインタビューに加え、セデック族発祥の地と言われる巨石「プスクニ」を探す旅を記録したドキュメンタリー。

2013年/台湾/カラー/154分/
配給:オリオフィルムズ、マクザム

2013年の『セデック・バレ』(第一部:太陽旗 第二部:虹の橋)日本での公開にあたり、ウェイ・ダーション監督と俳優ダーチンさん来日記者会見&インタビューをシネマジャーナル特別記事に掲載しています。こちらもご覧下さい。(本誌88号にも抜粋を掲載)
http://www.cinemajournal.net/special/2013/seediq/index.html
posted by shiraishi at 17:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 台湾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

プロミスト・ランド(原題:Promised Land)

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監督:ガス・ヴァン・サント
原案:デイヴ・エッガース
脚本:ジョン・クラシンスキー、マット・デイモン
出演:マット・デイモン(スティーヴ・バトラー)、ジョン・クラシンスキー(ダスティン・ノーブル)、フランシス・マクドーマンド(スー・トマソン)、ローズマリー・デウィット(アリス)

スティーヴ・バトラーは大手エネルギー会社のやり手社員。シェールガスの掘削権を安く手に入れるためあちこちの田舎町に出向き、大きな業績を残してきた。農場と牧場のほかなにもない街で弁舌たくみに売り込みをしていくスティーヴとパートナーのスー。相場より安くどこよりも早くがモットーだ。農場主たちと契約のための根回しを済ませ、今回もいつもどおりことが進むはずだったが、思わぬ伏兵がたちはだかる。

マット・デイモンが製作・脚本・主演をつとめ、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』のガス・ヴァン・サント監督と再びタッグをくんだ社会派作品。
シェールガスは頁岩(けつがん/シェール)層から掘り出される、新しい天然ガス。北米では20年代には天然ガスの5割を占めると予測されているそうです。シェールガスについて今回初めて知りましたが、これが埋蔵されている地域ではとてつもないお金がからんでくるので、大きな社会問題になっているようです。映画は住民と企業の対立やその後の問題にも触れていますが、メインとなるのは企業戦士のスティーヴがこれまでまい進してきた仕事に疑問を持ち、葛藤するところです。
ジョン・クラシンスキー(環境活動家のダスティンとして出演)とマット・デイモンが製作と脚本にあたり、当初はマット自身が監督の予定でしたが、スケジュールが捻出できずガス・ヴァン・サント監督に頼んだのだとか。実現すればこれが初監督作品だったはず。俳優として充実していても自分の手で作りたいものなのですねぇ。初めての街に到着したスティーブとスーの準備のやりとりが面白く、住民や活動家たちとのかけひき、スティーブが素の自分に戻る様子、ロケ地の豊かな自然など見所いっぱい。(白)


2012年/アメリカ/カラー/106分/ビスタ
配給:キノフィルムズ
(C)2012 Focus Features LLC. All Rights Reserved
http://promised-land.jp/
★2014年8月22日(金)よりTOHOシネマズシャンテ、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー
posted by shiraishi at 16:58| Comment(0) | TrackBack(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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