2014年08月07日

バルフィ!人生に唄えば   英題:BARFI!

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原作・脚本・監督:アヌラーグ・バス
出演:ランビール・カプール、プリヤンカ・チョープラー、イリアナ・デクルーズ 

バルフィ(ランビール・カプール)は耳が不自由で話もできないけれど、目で語ることのできる陽気な青年。インド北東部の避暑地ダージリンのお金持ちの家の運転手である父親と二人暮らし。
1972年のある日、バルフィはコルカタから遊びに来た美女シュルティ(イリアナ・デクルーズ)に一目惚れ。大胆にも初対面で求婚するが、「婚約者がいるの」と言われてしまう。時計を15分戻して「求婚はなかったことに。友達で!」とメッセージを送るバルフィ。文字通り、友達として楽しい日々を過ごすバルフィとシュルティ。
1978年、既婚者となったシュルティの目の前でバルフィが逮捕される。銀行強盗の上、父親が勤めていた家の孫娘ジルミル(プリヤンカ・チョープラー)を誘拐したというのだ。バルフィの父は金持ちの雇い主が亡くなり失業。病に倒れ手術代が必要で、亡き祖父の財産を受け継いだジルミルを誘拐しようとしたけど、ジルミルは行方不明。その後、バルフィとジルミルは偶然再会する。自閉症のジルミルは幼馴染のバルフィには心を開いていて、警察に追われているバルフィにくっついてきて、コルカタで一緒に暮らし始める。そこには、裕福だけど空虚な結婚生活を送るシュルティがいた。バルフィを巡る二人の女性の恋の行方は?

物語は、老婦人の回想で始まります。かつては美女だったと思われるこの老婦人は、バルフィが一目惚れして求婚したシュルティ。時代が交錯するので、ちょっと戸惑いましたが、いつしか私もジルミルやシュルティ同様、目で語りかけるバルフィの魅力にはまっていました。演じたランビール・カプールは、超人気者の若手俳優。そして、バルフィにしっかりくっついているジルミルを演じたのは、ミスワールド2000の栄冠に輝き、その後女優の道を歩んでいるプリヤンカ・チョープラー。シュルティを演じたイリアナ・デクルーズは、テルグ語映画(インド中央、デカン高原のハイダラバードを中心に作られている映画)で人気を確立している女優さん。本作でボリウッドデビュー。バルフィをどこまでも追いかける警部(ソウラブ・シュクラー)も、なかなか楽しいキャラです。
私にとっては、ダージリンといえば、『ラジュー出世する』の冒頭、シャー・ルク・カーンがトイ・トレインで踊る姿に惹かれ、思わず行ってしまったところ。本作では、トイ・トレインもたっぷり出てきました。そして、ダージリンへの行き帰りに泊まったコルカタで観た大きな鉄橋も、バルフィたちの住む家のすぐ後ろに見えていました。
踊りはほとんど出てきませんが、ダージリンやコルカタの町を背景に、たっぷり歌を聴かせてくれます。観終わって、こんな人生(って、どんな人生かは映画を観て感じてくださいな)をおくりたいときっと思うはず! (咲)


第85回アカデミー賞外国語映画賞インド代表
配給:ファントム・フィルム
2012年/インド/151分
公式サイト:http://barfi-movie.com
★2014年8月22日(金)よりTOHOシネマズシャンテ、 新宿シネマカリテほか全国にて公開
posted by sakiko at 22:15| Comment(0) | TrackBack(0) | インド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする