2014年07月27日

ドライブイン蒲生

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監督:たむらまさき
原作:伊藤たかみ
脚本:大石三知子
撮影:たむらまさき
出演:染谷将太(トシ/蒲生俊也)、黒川芽以(サキ/蒲生沙紀)、永瀬正敏(父/蒲生三郎)、小林ユウキチ(須田満)

ろくでなしの父三郎が経営する「ドライブイン蒲生」の姉弟サキとトシは「バカの家の子」と蔑まれて育った。流行らないドライブインは年々さびれていく。周囲に反発した姉サキはヤンキーになった挙句、妊娠して家を飛び出してしまった。数年後、夫に暴力を受けたサキは娘を連れて出戻ってくる。

本作の試写と同じ日に、黒川芽以さんの出演している『ぼくたちの家族』があり、そちらではしっかりものの若いお嫁さんを演じていました。こちらでは、がらりと違ったヤンキー娘。すこし後には主演作の『南風』が公開で、仕事や恋につまづいているアラサー女性。続けて色々な役柄の黒川さんを観たので、すっかりインプットされました。いちばん生き生きと見えたのがこのサキ役で、弟役の染谷将太くんがまぶしそうに見る美人の姉がとても色っぽかったです。
たむらまさき監督は長く柳町光男、相米慎二、石井聰亙らの作品の撮影監督を務めてきた方で、本作で75歳の監督デビュー。(白)


2014年/日本/カラー/89分/
配給:コピアポア・フィルム
(C)2014 伊藤たかみ/河出書房新社
http://drive-in-gamo.com/
★2014年8月2日(土)より、シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開
posted by shiraishi at 22:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

友よ、さらばと言おう(原題:MEA CULPA)

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監督:フレッド・カヴァイエ
出演:ヴァンサン・ランドン(シモン)、ジル・ルルーシュ(フランク)、ナディーン・ラバキー(アリス)

警備会社に勤めるシモンは元トゥーロン警察の敏腕刑事だった。人身事故を起こしてしまってから人生は一変、6年の刑期を終えて出所するが、妻子とは別れてしまった。相棒だったフランクがいつも気遣うが、シモンは固く心を閉ざしたままだ。ところがシモンの最愛の息子が殺人現場に遭遇してしまったことから、マフィアに命を狙われていることを知る。

ヒット作を送り出してきたカヴァイエ監督の最新作。本作に主演のヴァンサン・ランドンは『すべて彼女のために』(2008)、ジル・ルルーシュは『この愛のために撃て』(2010)、『プレイヤー』 (2012)で監督とタッグを組んでいます。渋いおじさま2人のバディムービーでもありますが、愛するもののために命がけというフレンチ・ノワールの王道に、車と銃のアクションと、あっと驚く展開が待っています。
始まりが、悪夢で目覚める男の背中のアップで、これどこかで観たぞと考えたら、大好きな香港映画『男たちの挽歌』(1986/ジョン・ウー監督)の冒頭でした。やはり悪夢でがばっと起きるティ・ロンの背中に汗で張り付いたシャツ、透けて見える刺青にハッとしましたっけ。この作品は香港ノワールのさきがけとなったのでした。カヴァイエ監督ももしかしたら『男たちの挽歌』観ているのかも。濃さ加減がよく似ています。(白)


2014年/フランス/カラー/90分/
配給:ブロードメディア・スタジオ
(C)Thomas Bremond (C)copyright Gaumont - LGM Cinema
http://www.tomoyo-saraba.com/
★2014年8月1日(金)より新宿武蔵野館他全国順次公開
posted by shiraishi at 20:26| Comment(1) | TrackBack(0) | フランス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする