2014年06月01日

捨てがたき人々

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監督:榊英雄
原作:ジョージ秋山
脚本:秋山命
撮影:宮川幸三
出演:大森南朋(狸穴勇介)、三輪ひとみ(岡辺京子)、美保純(あかね)、田口トモロヲ(丸吉社長)、内田慈(吉田和江)、滝藤賢一(吉田チーフ)

仕事も金もなく、生きるのにも飽きてしまった勇介はふるさとの長崎・五島に戻ってくる。すでに両親も知る人もない街で無為にすごすが、ただ1人だけ勇介に笑顔を見せてくれた女がいた。顔に大きな痣のある弁当屋の店員京子だった。京子は新興宗教に傾倒していて、勇介に愛を説き仕事を世話してくれる。2人は衝動的に関係を持ってしまい、なしくずしに同居し子どもも授かるのだが・・・。

榊英雄監督がジョージ秋山のコミックを映画化。脚本の秋山命さんはジョージ氏の息子さんです。
以前『誘拐ラプソディー』インタビューのとき、大森さんを主演に「男と女のまぐわい」の作品を撮りたいとおっしゃってましたものね。
→ http://www.cinemajournal.net/special/2010/yuukai/
目つきが悪く怠惰で金とセックスにしか興味のない勇介を大森南朋さん。この役のために体重を増やし、コミックの主人公にそっくりな表情をします。いやはや。ホラークイーンの三輪ひとみさんも全裸でのハードなシーンもいとわず熱演。叔母役の美保純さんが熟女のふてぶてしさと可愛らしさを同居させて2重丸◎!
初めは勇介がすっごくいやなヤツに見えるのですが、周りの人の金とセックス亡者ぶりが露見してきて、最後には勇介は正直な分損しているように思えてきます。榊監督のふるさとの五島の景色も素敵で、ご本人も1シーン出演。(白)


2012年/日本/カラー/123分/HD
配給:アークエンタテインメント
(C)2012「捨てがたき人々」製作委員会
http://sutegatakihitobito.com/
★6月7日(土)よりテアトル新宿ほか全国順次ロードショー
posted by shiraishi at 22:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ハミングバード(原題:HUMMINGBIRD)

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監督・脚本:スティーヴン・ナイト
出演:ジェイソン・ステイサム(ジョゼフ・スミス/ジョーイ・ジョーンズ)、アガタ・ブゼク(シスター・クリスティナ)、ヴィッキー・マクルア(ドーン)、ベネディクト・ウォン(ミスター・チョイ)
ロンドンの裏町で路上生活を送る男。かつてアフガニスタンの戦場で5人の仲間を撃たれた報復に同じ数だけの敵を殺していた。それは一部始終無人偵察機(ハミングバード)によって監視されていたのだった。軍から脱走したものの家族の元へも戻れず、ホームレスとしてひっそりと生きていたが、ただ1人気にかけていた少女がギャングにさらわれてしまう。男は他人になりすまし、裏社会にもぐりこんで少女の行方を必死で追っていく。

スティーヴン・ナイト監督は、『イースタン・プロミス』『アメイジング・グレイス』『堕天使のパスポート』などの脚本家でもあります。ロンドンのホームレスをリサーチし、1割が元兵士だったことが、この初監督作に結びついたようです。戦場からせっかく帰っても元の家庭に戻れない父や息子、そんな兵士を作り出した国はどう責任をとってくれるのでしょう。おっと脇にそれました。
この作品のジェイソン・ステイサムはアクション一辺倒でなく、戦場での自分を恥じ、罪にさいなまれる男を演じて役の幅を広げています。自分の娘に会えずにいる父で、暗闇の暮らしから立ち上がるのが薄幸の少女のためだなんてぐっとくるではありませんか。ロンドンの高級住宅地にもぐりこみ、長期不在の人間になりすまし、びしっとスーツを着こなす姿も見られます(サイズぴったり過ぎ)。シスター役のアガタ・ブゼクがおずおずと変身するシーンが可愛い。(白)


2012年/イギリス/100分/シネスコ
配給:ショウゲート
(C)2012 Hummingbird Film Investments LLC
http://www.hummingbird-movie.jp/
★6月7日(土)新宿バルト9ほか全国ロードショー
posted by shiraishi at 22:14| Comment(0) | TrackBack(0) | イギリス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ポンペイ(原題:POMPEII)

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監督:ポール・W・S・アンダーソン「バイオハザード」シリーズ
出演:キット・ハリントン(マイロ)、キャリー=アン・モス(アウレリア)、エミリー・ブラウニング(カッシア)、アドウェール・アキノエ=アグバエ(アティカス)、ジェシカ・ルーカス(アリアドネ)、ジャレッド・ハリス(セヴェルス)、キーファー・サザーランド(コルヴス)

西暦79年。ローマ人に一族を虐殺されたケルト人騎馬族の生き残りの少年マイロ。奴隷として売られた彼は、いつの日か復讐することを誓い、無敵の剣闘士(グラディエイター)に成長する。ポンペイの闘技場に移送されたマイロは、街の有力者の娘カッシアと知り合い馬の扱いに長けていたことから急速に親しくなる。カッシアはローマの重鎮コルヴスとの縁組を強いられていたが、マイロへの思いは揺らがなかった。そのころポンペイの街の背後にそびえるヴェスヴィオ火山が不気味な振動を繰り返していた。

ヴェスヴィオ火山大爆発により一瞬にして火に包まれ、灰の下に眠った古代都市ポンペイ。これまで小説「ポンペイ最後の日」を元に映画化('26,'35,'59)もされています。『バイオハザード』シリーズのポール・W・S・アンダーソン監督がメガホンを取り、VFX技術技術を駆使してより大規模でドラマチックな映像が生まれました。
善悪の対決に身分違いの恋も加えて、かつてあっただろうポンペイの街の人々の暮らしを甦らせています。火山の噴火に大規模な地震と津波とくると、日本人としてはなんだか身近でちょっと辛いものがあります。
同じ時代の日本はというと弥生時代で、後漢と交流をはじめたころ。日本史と比べてみるのも面白いですね。(白)


2014年/アメリカ、カナダ、ドイツ/カラー/105分/シネスコ
配給:ギャガ
(C) 2013 Constantin Film International GmbH and Impact Pictures (POMPEII) Inc.
http://pompeii.gaga.ne.jp/
★6月7日(土)TOHOシネマズ 日劇他3D・2D全国公開
posted by shiraishi at 21:28| Comment(0) | TrackBack(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする