2014年05月18日

マンデラ 自由への長い道(原題:Mandela: A Long Walk To Freedom)

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監督:ジャスティン・チャドウィック
脚本:ウィリアム・ニコルソン
原作:ネルソン・マンデラ自伝「自由への長い道」(NHK出版)
出演:イドリス・エルバ(ネルソン・マンデラ)、ナオミ・ハリス(ウィニー・マンデラ)、トニー・ギゴロギ(ウォルター・シスル)
主題歌:「オーディナリー・ラヴ」U2
オリジナル・サウンドトラック:ユニバーサル・ミュージック

1918年生まれのネルソン・マンデラは、ヨハネスブルグで法律を学び弁護士資格を取得する。都会での人種の格差を身にしみて感じ、アフリカ民族会議(ANC)に入党。アパルトヘイト政策の強化とともに、運動に力を注いでいく。「民族の槍」を組織し、武装闘争で逮捕された後、1964年、国家反逆罪で終身刑となった。獄中生活はそれから27年も続くことになる。

ネルソン・マンデラの自伝「自由への長い道」をもとに、自由と平等のために闘った激烈な生涯を描いた作品。プロデューサーのアナント・シンは、1995年マンデラ本人から自伝を手渡され「君に作ってほしい」と指名されたそうです。シン自身も南アフリカで、反アパルトヘイト運動に参画した1人であり、『サラフィナ!』などを送り出しています。
決して美化しないという条件のもと、監督、脚本をはじめとするスタッフ、キャストたちが実在した人々をスクリーンに息づかせています。マンデラの次に重要な1人、妻ウィニーとの出会い、つかのまの幸福、そして長期の獄中生活を支え続けたウィニーの献身。釈放後の再会と別れも描いています。この人も十分映画になりそう、と思ったらジェニファー・ハドソン主演で『ウィニー』(2011年/日本未公開/マンデラはテレンス・ハワード)が作られていました。
ネルソン・マンデラは、惜しまれつつ2013年12月5日95歳で亡くなりました。作品の中に散りばめられた彼の言葉は、きっといつまでも残るはずです。(白)


2012年/アメリカ/カラー/2時間27分/シネスコ/ドルビーSRD
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
(c)2014 Long Walk To Freedom(Pty)Ltd
http://disney-studio.jp/movies/mandela/

★5月24日(土)全国ロードショー
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ラスト・ベガス(原題:Last Vegas)

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監督:ジョン・タートルトーブ
キャスト:マイケル・ダグラス(ビリー)、ロバート・デ・ニーロ(パディ)、モーガン・フリーマン(アーチー)、ケビン・クライン(サム)、メアリー・スティーンバージェン(ダイアナ)

ビリーとパディ、アーチー、サムの4人は悪ガキ時代から58年来の幼なじみだ。1人だけ独身を通していたビリ
ーがついに結婚を決心した。それも相手はまだ32歳!結婚式はお約束のラスベガス。バチェラー・パーティを
せにゃ〜とオヤジ4人は久しぶりに再会する。
ようやく着いたホテルの予約が入っていなかったり、パディがいつまでもすねていたり、先行き不安。しかし美人歌手のダイアナに出会えた上、アーチーが年金をつぎこんだカジノで大当たり。最上階のスイートルームでのパーティができることになった。

アカデミー賞俳優が揃ったなんとも豪華なコメディです。子どものころから個性的で、大人になっても基本は変わらない4人。それぞれのドラマもよく描かれていて、なんだか皆楽しそうに演じています。1人ひとりのエピソードにホロリとさせられるかと思えば、ホテルでのバカ騒ぎや、年の功で乗り切るあれこれに大笑い。女性だっていつまでも「少女」の部分があるのですが、男性の「少年」の部分はもっと多く、長〜く残っているのかもしれないですね。(白)

2013年/アメリカ/カラー/105分/シネスコ
配給:KADOKAWA
(c) Copyright 2013 CBS Films Inc. ALL RIGHTS RESERVED.
http://lastvegas.jp/

★5月24日(土)全国ロードショー
posted by shiraishi at 21:13| Comment(0) | TrackBack(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

初夏のパン祭り第4弾 コンスピレーター 謀略[極限探偵A+](原題:同謀 Conspirators)

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監督:オキサイド・パン
脚本:オキサイド・パン、トーマス・パン
出演:アーロン・クォック、ニック・チョン、ジャン・イーイェン、チェン・カンタイ

私立探偵のチェン・タムの両親は、30年前に行方不明になり遺体で発見された。誰に、なぜ殺されたのか手がかりを求めてマレーシアへと向かった。事件の真相を知っていると思われるチャイに会うが、詳しいことを語ってはくれない。自宅が荒らされたと聞き、急遽タイに戻ったチェン。持ち去られたものになんの意味があったのか?マレーシアの私立探偵チョンの協力を得て、事件の真相にせまっていく。

「極限探偵」シリーズの第3作。新しく登場したのが、マレーシアの同業者チョン(ニック・チョン)。私立探偵ってどこにでもいるんでしょうか?なかなか男気のあるいいコンビぶりです。ようやく両親の死の真相がわかりますので、C+,B+と観て来た方はお見逃しなく。
可愛いアイドルのころから見ているアーロンは1965年生まれ、このところ賞レースに必ずからんでくるニック・チョンは1964年生まれ。いつのまにかお2人とも五十路目前なのでした。すっかりベテランになったのねぇ。(遠い目の白)


2013/香港/カラー/103分/シネマスコープ/
配給:フリーマン・オフィス)
(c) 2013 Universe Entertainment Ltd. All Rights Reserved.
★5月24日(土)よりシネマート六本木ほか全国順次公開
posted by shiraishi at 19:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 香港 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

EUフィルムデーズ  EU Film Days

欧州連合(EU)加盟国大使館・文化機関が提供する各国の作品を一堂に上映する映画祭。
12回目となる今年は、EU加盟28カ国中23カ国の作品が上映されます。
上映作品のうち、5カ国の作品が、金沢、高松、岡山、福岡の各地にも巡回します。

公開された秀作から、未公開作品まで、ヨーロッパのそれぞれの国のお国柄が味わえる作品をぜひお楽しみください。

期間: 2014年5月30日(金)〜6月22日(日) *月曜休映
会場: 東京国立近代美術館フィルムセンター(東京・京橋)
     http://www.eufilmdays.jp/venues

◆上映作品
1 アルバート氏の人生ALBERT NOBBS
2 塀の中のジュリアス・シーザー CESARE DEVE MORIRE
3ケルトゥ/愛は盲目KERTU[日本初公開]
4 二番目の妻/Kuma KUMA
5 君がくれた翼 KAUWBOY
6 101日 THE SHOW MUST GO ON
7 ヒプノティスト―催眠― HYPNOTISÖREN
8 ブランカニエベスBLANCANIEVES
9 ラブ・ミー・オア・リーブ・ミーMILUJ MA ALEBO ODÍD'[日本初公開]
10 アレクサンドリンカ ―エジプトへ行ったスロヴェニア女性たち― ALEKSANDRINKE
11オールディーズ・バット・ゴールディーズ ―いま、輝いて― VRÁSKY Z LÁSKY
12 生きる源 QUELLEN DES LEBENS
13ファイナル・カット FINAL CUT: HÖLGYEIM ÉS URAIM[東京初公開]
14 365日のシンプルライフ TAVARATAIVAS[日本初公開]
15 グッバイ・ファーストラブ UN AMOUR DE JEUNESSE
16 アドリアナ АЗ СЪМ ТИ [日本初公開]
17 オーバー・ザ・ブルースカイ THE BROKEN CIRCLE BREAKDOWN
18 溶岩流 LAWA
19バロンO BARÃO[日本初公開]
20 ラトビアのショートアニメ特集 COLLECTION OF SHORT ANIMATION FILMS[日本初公開]
21 水仙 NARCIZAS(NARCISSUS)[日本初公開]
22 ロッカー ROCKER – DIN TATĂ-N FIU[日本初公開]
23 ホット・ホット・ホット HOT HOT HOT[日本初公開]

それぞれ、どこの国の作品かは、下記でご確認ください。
http://www.eufilmdays.jp/films

★上映作品の中から、監督にインタビューした作品を紹介します。

『二番目の妻』(オーストリア)
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭(2012年)最優秀作品賞
ウィーンに暮らすトルコ系家族。末期癌を宣告された母親が、自分の死後を心配して、夫に二人目の妻を迎える。表向きは息子の嫁として、東トルコの貧しいクルドの村から嫁いできた愛くるしいアイシェ。年老いた夫の子を身籠るが、事態は思わぬ方向に・・・
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2012年、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭で上映された折にウムト・ダー監督にインタビュー。お若い! ウィーンで育った監督。両親はクルド人だが、家ではあえてトルコ語で話しているそうだ。結婚式のシーンで皆が踊る姿が印象的で、クルド人といえば踊り好きと思っていたら、監督は踊るのが恥ずかしくて、いつも集まりの時には隅でじっとしているのだとか。
そんな若くてシャイな監督、「通常、二人目を娶ると決めるのは男性。私は女性の視点で、家父長制を維持するために正しいことをしたと思っている母親を描いた。男が決めるより悲しいことですが」と語っていた。それって女性の視点?とちょっと疑問だが、衝撃的な作品には違いない。
ウムト・ダー監督インタビューは、シネマジャーナル86号に掲載しています。(咲)

86号 http://www.cinemajournal.net/bn/86/contents.html
posted by sakiko at 15:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

初夏のパン祭り 第3弾 『惨殺のサイケデリア』

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惨殺のサイケデリア(原題:追凶 Fairy Tale Killer)
監督・脚本:ダニー・パン
出演:ラウ・チンワン、ワン・バオチァン、チアン・イーヤン、ロー・ワイコン

香港警察に体にペンキを塗った男ウン(ワン・バオチァン)が、自分を逮捕してくれと現れる。5人の人間を殺したといい、担当したワン刑事(ラウ・チンワン)は殺した一人の名前を聞いてその家に行くが、聞いた名前の当人が出て来たために、ウンはおかしな男だとして警察から追い返す。だが、翌日、体に石を入れられて殺された男が発見され、それが昨晩ワン刑事が会った男だったために、容疑者としてウンを逮捕するが、ワン刑事の班はこれまでの捜査ミスでマスコミのやり玉にあがっていたことから警察署長はウンを釈放してしまう。姿を消したウンの足取りをつかむために、ウンの家に家宅捜査に行ったワン刑事たちは、そこで大量の奇妙な絵を発見する。それは童話から描かれた絵で、第2の殺人事件が起こった事で、そこ描かれていた通りに殺害が行われたことを知る。そして第3の殺人事件が起こった…

「パン兄弟<ブラザーズ>の帰還、“極限”ミステリーの悦楽」として、アーロン・クォック主演の『影なきリベンジャー【極限探偵 C+】』『冷血のレクイエム 【極限探偵B+】』
『コンスピレーター 謀略 【極限探偵A+】』の3作品とあわせて公開!

配給:フリーマン・オフィス
2013年/香港(中国)/カラー/スコープサイズ
コピーライトマーク 2013 Universe Entertainment Ltd. All Rights Reserved.
★2014年5月17日(土)よりシネマート六本木ほか全国順次公開
posted by sakiko at 14:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 香港 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

サケボム   原題:SAKE-BOMB

監督:サキノジュンヤ
出演:濱田岳、ユージン・キム、マーレン・バーンズ、渡辺裕之 / でんでん

創業300年の酒蔵で黙々と酒造りに励む純朴な青年ナオト(濱田岳)。社長(でんでん)に見込まれ、「跡を継いでくれ。ついては、1週間休暇をやるからバカをやってこい!」と言い渡される。携帯電話もパソコンも持たない地味なナオトだが、思いついたのは、生まれて初めてのアメリカ旅行。実は、別れも告げずにアメリカに帰ってしまった恋人オリビアに会いたいという目的があったのだ。ロサンゼルスにいる叔父(渡辺裕之)宅を訪ねると、従兄弟のセバスチャン(ユージン・キム)が嫌味たっぷりに何やらまくしたてている。性格がまるで違うセバスチャンとロサンゼルスからサンフランシスコへと珍道中が始まる。果たして、オリビアに再会することはできるのか・・・

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(C) 2013 pictures dept. / Sake Bomb Films,LLC


“サケボム(SAKE-BOMB)”とは、ビールジョッキの口に箸を渡して、その上に乗せた日本酒のおちょこを「サケボム、サケボム、サケサケボム!」の掛け声でテーブルを叩いて爆弾のように落として作るカクテルのこと。日本食ブームのアメリカで、パーティで必ず盛り上がるポピュラーな飲み方なのだそうです。
サキノジュンヤ監督は、「アメリカで映画を撮りたい!」と日本を飛び出して、14年。その間に感じたアジア系アメリカ人たちの怒りや戸惑い、そして葛藤がこの映画の中に織り込まれています。西洋(ビール)と東洋(日本酒)が混ざる「サケボム」に、多文化社会で上手に生き抜くヒントがありそうです。
25歳にして70作品以上の出演作を持つ、濱田岳が、ほぼ全編英語の長編に挑戦。日本人旅行者らしい英語で、ほのぼのとさせてくれます。(咲)


2013年/アメリカ=日本/カラー/82分/1:2.35/5.1ch/英語・日本語字幕
製作・配給:ピクチャーズデプト
公式サイト:http://sake-bomb.com/
★2014年5月24日(土)より新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー
posted by sakiko at 12:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ミスターGO!  原題:Mr.Go

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監督:キム・ヨンファ(『カンナさん大成功です!』『国家代表!?』)
出演:リンリン(ゴリラ)、シュー・チャオ、ソン・ドンイル、キム・ガンウ、オダギリジョー

中国吉林省。サーカス団でゴリラのリンリンと共に育った15歳の少女ウェイウェイ(シュー・チャオ)は、大地震で団長だった祖父を亡くし、団長としてサーカス団を率いることになる。サーカス団は多額の借金を抱えていて、押しかける借金取りに困り果てていたところに、韓国球界にゴリラのリンリンをスカウトしたいとソン・チュンソ(ソン・ドンイル)という男がやってくる。最下位トゥサン・ベアーズの救世主として起用したいというのだ。韓国入りしたリンリンは、“ミスターGO”の名で代打選手としてバッターボックスに立つ。ウェイウェイが送るサインで、リンリンは毎回大きなホームランを放つ。チームに勝利をもたらすリンリンに球団の若き団長キム(キム・ガンウ)も大喜び。やがて、噂を聞きつけた日本の球界から読売ジャイアンツと中日ドラゴンズがこぞってトレード話を持ちかけてくる。さらに、ライバルチームが、リンリン対策として、中国の同じサーカス団からゴリラのZEROSを投手として入団させる。ゴリラ対決で人気沸騰の陰で、リンリンは膝の痛みに苦しんでいた・・・

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ソン・ドンイル(左)とオダギリジョー
(C) 2013 SHOWBOX / MEDIAPLEX AND DEXTER FILMS ALL RIGHTS RESERVED.


「球界のルールに、人間だけでチームを作れとは書いてない」と、ゴリラを起用! おふざけとしか思えない設定なのに、実に大真面目に作っていて、もう笑うしかない!
中日ドラゴンズオーナーのイトウ役でオダギリジョーが出てくるとわかっていたのですが、おかっぱ頭に大きな眼鏡をかけた変な男が、オダギリジョーにはどうしても見えません。声は確かにオダギリジョーなのですが・・・
少女ウェイウェイ役のシュー・チャオは、チャウ・シンチー監督の『ミラクル7号』で映画デビュー。今回初めて韓国映画に出演。
敏腕スカウトのソン・チュンソ役のソン・ドンイルは、ドラマ「パリの恋人」や「僕の彼女は九尾狐(クミホ)」での、ちょっと詐欺師っぽい映画監督役が気に入っている俳優さん。 『ミスターGO!』でも、団長になったばかりの少女ウェイウェイちゃんを騙すのでは?と心配になってしまいました。7月11日公開の『怪しい彼女』では、老人問題が専門の大学教授役。父親を幼少時代に亡くし、女手一つで育ててくれた母親を思う気持ちに溢れ、なかなかいい味を出してます。
また、5月10日公開の『結婚前夜〜マリッジブルー〜』で、ウズベキスタンの美女から思いを寄せられて戸惑う中年男を演じたマ・ドンソクが、本作では、野球解説アナウンサーとして颯爽とマイクを握っています。
その他、ドラマ「母さんに角が生えた」「ソル薬局の息子たち」などで会社役員役が似合うキム・ヨンゴンが、トゥサンベアーズ球団のオーナー役、「パリの恋人」のキム・ジョンウンがリンリンの出演するバラエティ番組のMC役で出るなど、韓国ドラマファンには、お楽しみがいっぱい。
そして、何より圧巻は、CGとは思えないほどよく出来たゴリラたち。涙もろく心優しいリンリンと、敵対心むきだしの獰猛なZEROS。ちょっとした表情で性格を描き出していて、いやもう、あっぱれです。(咲)


2013年/韓国/カラー/133分
配給:ギャガ
公式サイト:http://go.gaga.ne.jp/
★2014年5月24日(土)よりシネマライズほか全国ロードショー
posted by sakiko at 11:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする