
2014年04月25日
神宮希林 わたしの神様
監督: 伏原健之
プロデューサー: 阿武野勝彦
旅人:樹木希林
2013年、20年に一度の「式年遷宮」の年を迎えた伊勢神宮。
遷宮とは、社殿を造り替えて、神様をお引越しさせること。
7月、女優・樹木希林さんが初めてのお伊勢さん参拝の旅に出る。まだ引っ越し前の社殿だ。
それから4ヶ月、東海テレビは希林さんが船参宮(船で伊勢湾を渡ってお伊勢さん参り)を体験したり、お伊勢さんにお供えするアワビを取る鳥羽の海女さんを訪ねたり、神宮林から山に登ったりする姿を追う。
本作はテレビ番組用に撮ったものを、劇場用に編集。希林さんの生き様に寄り添う形で、式年遷宮の4ヶ月を捉えている。

(C) 東海テレビ放送
自宅で、穿き尽くした靴下で床掃除する希林さん。どんなものもとことん使い尽くす。
「移された後の古い神宮の部材は全国の神社に振り分けられるから、無駄ではないの」と、遷宮が自身の信条に沿ったものだと語ります。
2月25日、第1回目のマスコミ試写に出向いたら、思いもかけず、上映後に伏原監督、プロデューサーの阿武野勝彦氏と共に樹木希林さんが登壇。
「“いきることに つかれたら ねむりにきてください”と、キャッチフレーズにされてしまったけど、映画館の料金はラブホテルの休憩料金よりはちょっと安いので、休みたいときにどうぞというつもりで言ったものなんです・・・」と、最初から笑わせてくださる希林さん。
一方、伏原監督は、「東海テレビの地元三重の伊勢神宮の式年遷宮と希林さんという正体不明のものをひとつのものにしたいと思ったのがきっかけでした」と真面目に語りました。
希林さんのほんわかした言葉の中に本音が炸裂したトークの模様は、特別記事でお届けします。(咲)
特別記事:樹木希林さんが語る東海テレビ密着取材のこと、そして健康のこと
http://www.cinemajournal.net/special/2014/kirin/index.html
製作・配給:東海テレビ放送 配給協力:東風
特別協賛 赤福
2014年/HD/日本/96分/ドキュメンタリー
公式サイト:http://www.jingukirin.com
★2014年4月 26日(土)よりオーディトリウム渋谷、新宿武蔵野館ほか全国順次公開