2014年04月27日

初夏のパン祭り 第1弾  C+偵探

90年代後半に香港からタイに移り、『レイン』や『The EYE』でヒットを飛ばし、その後ハリウッドにも進出したたオキサイドとダニーのパン兄弟。5月3日から4週連続でアーロン・クォック主演の探偵シリーズ3作品と、ラウ・チンワン主演のミステリー1作品がシネマート六本木にて上映。
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第1弾
『影なきリベンジャー【極限探偵C+】』(原題:C+偵探)
監督:オキサイド・パン
脚本:オキサイド・パン、パン・パクシン
出演:アーロン・クォック(チャン・タム)、リウ・カイチー(チャック警部補)、ケニー・ウォン(クォン・チーホン)、ラウ・シウミン(麻雀屋)、シン・フイウォン(ロン/チョイ)

タイの中華街の私立探偵チャン・タムに、飲み友達のロンから写真の女性を探してと依頼があった。「殺される」とおびえるロン。チャンが女性の身元を調べ始めると、行く先々で死体に遭遇する。

香港の4大天王の一人、歌手・俳優であるアーロン・クォックがこれまでにない役柄を演じたパン兄弟作品。アーロン演じるチャン・タムが私立探偵をしているのは、幼い頃に彼を1人残したまま行方知れずになっている両親を探すためでもあります。
警察官役のリウ・カイチーは、仕事抜きでもチャンを気遣う良き友人。殺伐とした事件が続く中で、このコンビのやりとりが温かみを足しています。3作品それぞれに事件が起こりますが、チャンの両親の失踪の謎は3作通して見て解けるようになっています。どうぞ順にお見逃しないように。(白)


2007年/香港/カラー/109分シネスコ
配給:フリーマン・オフィス)
(c) 2007 Universe Entertainment Ltd. All Rights Reserved.
★5月3日(土・祝)より公開
posted by shiraishi at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 香港 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

クジラのいた夏

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監督:吉田康弘
脚本:大浦光太、吉田康弘
撮影:千足陽一
音楽:きだしゅんすけ
出演:野村周平(チューヤ)、松島庄汰(J)、浜尾京介(ギズモ)、松岡卓弥(町田)、佐津川愛美(弓子先輩)

地方都市で育った仲良し4人組のチューヤ、J、ギズモ、町田。高校を卒業して先が決まらないチューヤだったが、ついに地元を離れて独り立ちすることにした。かといって明確な目標や夢があるわけでもなく、なんとなく憧れの先輩弓子がいる東京に行きたくなっただけ。そんなチューヤを心配する親友3人は、ボーリング場で大送別会を催すのだった。しかし、弓子が地元に戻ったと聞いたチューヤは東京行きの決心が揺らぎ始める。留まるべきか、離れるべきか?

『江ノ島プリズム』(2013)の吉田康弘監督と、野村周平が再びタッグを組んだ直球青春ストーリー。大人になりきれない若者たちの友情や焦燥感などが一晩のできごとに詰め込まれています。
この年頃、確かな将来の設計図を持っている人がどれだけいるでしょう。大学へ行って4年間先延ばししながら道を探っている人が多いかと思います。選んだ(選ばれた?)大学で、就職先で道が違ってくるでしょう。そのたびに迷いと決断にせまられます。時間はいやおうなく過ぎてしまい、あらあらというまにこの年に(自分)。そんなことを思い出しながら観ていて、4人組の友情に共感し、ラストに「頑張れ〜」と言いたくなりました。しかし映画とはいえ、イケメンばかりの4人ってありえな〜い。(白)


2014/日本/カラー/89分/
配給:ユナイテッドエンタテインメント
(C)2014「クジラのいた夏」製作委員会
http://www.kujira-movie.com/
★5月3日(土)よりシネマート新宿・心斎橋ほか全国順次公開
posted by shiraishi at 16:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

とらわれて夏(原題:LABOR DAY)


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監督・脚本・製作:ジェイソン・ライトマン
撮影:エリック・スティールバーグ
音楽:ロルフ・ケント
出演:ケイト・ウィンスレット(アデル)、ジョシュ・ブローリン(フランク)、ガトリン・グリフィス(ヘンリー)、トビー・マグワイア(大人になったヘンリー)、トム・リピンスキー(若き日のフランク)

シングルマザーのアデルは心に傷を負って人と交わるのが怖い。13歳の息子ヘンリーは、そんな母を支えながら2人はひっそりと暮らしていた。ようやく買い物に出たある日、脱獄してきたフランクと遭遇し、ヘンリーを楯に脅されたアデルは、フランクをいやいや連れ帰る羽目になった。殺人犯として入獄していたフランクは静かな男で、キッチンに立って母子に料理をふるまい、家を修繕し、ヘンリーに野球を教える。フランクの怪我の手当てをしながら、アデルはいつしかフランクに心を開いていた。

監禁された人質と犯人の異常な何日間に、互いに恋心が芽生える・・・という物語。頼る人のないシングルマザーと、事故で妻や子を死なせてしまった男。アデルを痛くない程度に拘束し、スプーンでポークビーンズを食べさせるフランクに、こりゃどうなるかは火を見るより明らかでありました。
実生活で3人の子供に恵まれているケイト・ウィンスレットは、いかにも「お母さん」なボディですが、繊細なアデルを演技力で見せています。傷ついた大人2人を見守るヘンリー役、ガトリン・グリフィスの瞳がいつまでも印象に残ります。公式サイトに作中のピーチパイの作り方が紹介されていますので、ぜひお試しを。(白)


2013/アメリカ/カラー/111分/シネスコ
配給:パラマウント
(c)MMXIII Paramount Pictures Corporation and Frank's Pie Company LLC. All rights Reserved.
http://www.torawarete.jp/

★5月1日(木)TOHOシネマズシャンテほか全国順次ロードショー
posted by shiraishi at 16:04| Comment(0) | TrackBack(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ダーク・ブラッド(原題:DARK BLOOD)

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監督:ジョルジュ・シュルイツァー
脚本:ジム・バートン
撮影:エドワード・ラックマン
出演:リヴァー・フェニックス(ボーイ)、ジョナサン・プライス(ハリー)、ジュディ・デイヴィス(バフィー)

映画俳優の夫婦、ハリーとバフィーは、ドライブ旅行に出かけて砂漠地帯で立ち往生してしまった。戻るも進むもできず、誰かが通りかかるのを待とうというハリー。バフィーは遠くに見える明かりを頼りに一軒の小屋にたどりつく。現れた「ボーイ」は妻に死なれて1人住まい。バフィーは自分の女っぷりを試すようにボーイに近づき、ハリーは苦々しく思う。もうすぐ世の終わりが来ると信じるボーイは、美しいバフィーと生きたいと望むのだが。

1993年薬物の過剰摂取のため、23歳の若さで突然逝ってしまったリヴァー・フェニックス。 撮影中だったこの映画は、主役が亡くなったため中止に追い込まれてしまいました。その後大病を患ったジョルジュ・シュルイツァー監督は、未完のままお蔵入りしていたこの作品の編集を再開、ナレーションを加え2012年ついに完成させました。
『スタンド・バイ・ミー』(1986)を初めて観たときに、ティーンエイジャーのはかなさと色気を併せ持った彼に釘付けになりました。キアヌ・リーブスと共演した『マイ・プライベート・アイダホ』も鮮烈な印象を残しました。
遺作となったこの作品のリヴァーは鋭利なナイフのような、それでいてもろく危うい感じがします。実弟のホアキン・フェニックスの活躍を見るにつけ、リヴァーが生きていたらどんな俳優になっていたことかと、今さらながら惜しくてなりません。最後の彼の姿が見られる作品をどうぞお見逃しなく。(白)


2012/アメリカ、イギリス、オランダ/カラー/86分/ビスタ/
配給:マジックアワー)
http://www.dark-blood.com/

★4月26日(土)東京・ユーロスペースほか、全国順次ロードショー
公開を記念して、ユーロスペースでは『アメリカンレガシー』(1992)『マイ・プライベート・アイダホ』(1991)を特集上映。
posted by shiraishi at 14:42| Comment(0) | TrackBack(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月25日

神宮希林 わたしの神様

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監督: 伏原健之
プロデューサー: 阿武野勝彦
旅人:樹木希林

2013年、20年に一度の「式年遷宮」の年を迎えた伊勢神宮。
遷宮とは、社殿を造り替えて、神様をお引越しさせること。
7月、女優・樹木希林さんが初めてのお伊勢さん参拝の旅に出る。まだ引っ越し前の社殿だ。
それから4ヶ月、東海テレビは希林さんが船参宮(船で伊勢湾を渡ってお伊勢さん参り)を体験したり、お伊勢さんにお供えするアワビを取る鳥羽の海女さんを訪ねたり、神宮林から山に登ったりする姿を追う。
本作はテレビ番組用に撮ったものを、劇場用に編集。希林さんの生き様に寄り添う形で、式年遷宮の4ヶ月を捉えている。

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(C) 東海テレビ放送

自宅で、穿き尽くした靴下で床掃除する希林さん。どんなものもとことん使い尽くす。
「移された後の古い神宮の部材は全国の神社に振り分けられるから、無駄ではないの」と、遷宮が自身の信条に沿ったものだと語ります。

2月25日、第1回目のマスコミ試写に出向いたら、思いもかけず、上映後に伏原監督、プロデューサーの阿武野勝彦氏と共に樹木希林さんが登壇。
「“いきることに つかれたら ねむりにきてください”と、キャッチフレーズにされてしまったけど、映画館の料金はラブホテルの休憩料金よりはちょっと安いので、休みたいときにどうぞというつもりで言ったものなんです・・・」と、最初から笑わせてくださる希林さん。
一方、伏原監督は、「東海テレビの地元三重の伊勢神宮の式年遷宮と希林さんという正体不明のものをひとつのものにしたいと思ったのがきっかけでした」と真面目に語りました。
希林さんのほんわかした言葉の中に本音が炸裂したトークの模様は、特別記事でお届けします。(咲)

特別記事:樹木希林さんが語る東海テレビ密着取材のこと、そして健康のこと
http://www.cinemajournal.net/special/2014/kirin/index.html

製作・配給:東海テレビ放送   配給協力:東風
特別協賛 赤福
2014年/HD/日本/96分/ドキュメンタリー
公式サイト:http://www.jingukirin.com
★2014年4月 26日(土)よりオーディトリウム渋谷、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
posted by sakiko at 08:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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