2014年02月14日

家族の灯り 原題:O Gebo e a Sombra

監督:マノエル・ド・オリヴェイラ(『アブラハム渓谷』『夜顔』『コロンブス 永遠の海』『ポルトガル、ここに誕生す〜ギマランイス歴史地区』)

出演:クラウディア・カルディナーレ、ジャンヌ・モロー、マイケル・ロンズデール、リカルド・トレパ、レオノール・シルベイラ、ルイス・ミゲル・シントラ

 

帳簿係のジェボは8年前に息子ジョアンが家出した理由を知っているが、妻ドロテイアに言えないでいる。息子の妻ソフィアも事情をわかっているが、いつ帰るともしれない夫を待つしかない。そんなある日、いつものようにカフェタイムにやってきた隣人のカンディニアが「息子さんが帰ってきてよかったわね」という。息子が帰ってきたのだ・・・

 

ポルトガルの作家ラウル・ブランダンの戯曲をもとにオリヴェイラ監督自身が脚本を書き映画化。家出した息子を待つ両親と息子の妻、そして友人たちが室内で語る光景がまったりと続く本作。まるで重厚な絵画に描かれている人物が会話しているかのよう。
kazoku.jpg

(C) 2012 - O SOM E A FURIA / MACT PRODUCTIONS

「我が息子!」と時折ため息をつく老母を演じたカルディナーレと、口達者な隣人を演じたジャンヌ・モローが圧巻。20131211日に105歳を迎えた現役最高齢の監督。どうぞまだまだ映画を作り続けてください

 

69回ヴェネチア国際映画祭アウト・オブ・コンペティション正式出品

2012年/ポルトガル・フランス/フランス語/1時間31分/35mm/カラー

配給:アルシネテラン 

公式ホームページhttp://www.alcine-terran.com/kazoku/

20142月15日(土)より岩波ホールにてロードショー



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渚のふたり   英題:Planet of Snail

監督・撮影: イ・スンジュン

出演:チョ・ヨンチャン、キム・スンホ

 

ソウル郊外に住む一組の夫婦。

背が高く笑顔が優しい夫ヨンチャンは、目も見えず耳も聞こえない。

甲斐甲斐しく彼の目となり耳となり手助けする妻スンホ。その彼女も脊椎障害を持つ。

本作は、寄り添って暮らす二人を2年間にわたって追ったドキュメンタリー。

 

時折、おどける夫ヨンチャン。障害者仲間が家に集まった時、「結婚してうらやましいなぁ」と言って、「結婚する準備はできていたのか?」と尋ねます。ヨンチャンは自信たっぷりに「出来ていた」と断言します。あ〜すごい! ちゃんとお金か家を用意していたのかなと思ったら、「寂しさは準備できていた」と言うのです。スンホさんも脊椎障害で背中が少し曲がっていて、そのせいで引っ込み思案になってお友達が少なかったのだそうです。寂しい二人が運命的に出会って結婚。そうっか〜結婚を決めるって、そんなものかもしれない。


ヨンチャンの詠む詩が時折織り込まれ、ほんわか暖かい二人の世界が広がる。誰かに寄り添いたくなる一作。(咲)

 
IMG_1758 nagisa.JPG

優しい面持ちのイ・スンジュン監督


特別記事 『渚のふたり』イ・スンジュン監督インタビュー 
http://www.cinemajournal.net/special/2014/nagisa/index.html

2011年/87分/カラー/デジタル上映
配給:MASC、シグロ
公式サイト:http://nagisanofutari.jp/
2014215日(土)よりシネマート新宿ほかにて全国順次公開

posted by sakiko at 22:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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